“ たんぽぽ ”
東日本大震災から三ヶ月。
被災地の友人に会いに行って来た。
ボランティアでもなく、慰問?でもなく、
ただ、友人の顔を見に行った・・・
写真は、気仙沼の瓦礫の中に咲いていた “ たんぽぽ ”
海の方に向かって車で走っていくと、突然、風景が変わる。
建物が何も無いのだ。
瓦礫や壊れた車も、ずいぶんと片付けられて、何も残ってなかった。
車から降りて、その中を歩いてみた。
家、家財道具の残骸、泥に染まった洋服・・・
人間が生活していた跡があった。
足下を見ると、剥がれ落ちたタイル、鍋つかみ・・
その側に “ たんぽぽ ” が咲いていた。
良く見ると、そこらじゅうに咲いている。
たんぽぽ達は、何を思っているのだろう・・・
一緒にご飯を食べて、
一緒にお風呂に入り、
布団を並べて一緒に寝る。
学生時代の取り留めのない話しをしながら、ただ五日間一緒に居て帰ってきた。
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